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幽霊ノート

Jホラー(映画・ドラマ)の作品レビューなど

獣の臭い(2005)


BS-iドラマ「怪談新耳袋」の一編。いとこの夫が、子供の頃に虐待死させていた動物の霊に憑かれてしまうお話。霊とはいっても姿は見えず、その臭いを感じることしか出来ないけれど、霊能力のある主人公(「ふたりぼっち」と同一キャラクタ?)には虐待の幻影や動物の亡骸が見えてしまう。冬の陽がかげるように、部屋がゆっくりとうす暗くなって虐待の幻影が現れるシーンや、顔に照明を当てず異常なムードを醸し出すシーンなど、かつての鶴田法男や黒沢清を思わせる演出がすばらしい。清水崇以降の新世代監督ながら、旧世代の手法を継承、洗練させることのできる希有な存在だと勝手に期待しているので、ぜひ長編で心霊かサイコホラーを撮って欲しい。

怪談新耳袋 - ふたりぼっち編 - [DVD]

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