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幽霊ノート

Jホラー(映画・ドラマ)の作品レビューなど

庭(2004)




ホラーマスター高橋洋による、数少ない監督作のうちのひとつ。BS-iドラマ「怪談新耳袋」の一編。5分という掌編ながら、モノローグ、ナレーションをほとんど使わず、淡々とした台詞と怪異のたたみかけだけで禍々しい空気を濃くしていく手法はさすが。何も起こらないシーンも怖い。内容はかつて、殺した人間を飼っていた猛獣のエサにしていた家に越してきてしまった主婦の話で、『インフェルノ・蹂躙』(1997・高橋洋脚本)、愛犬家連続殺人事件を連想させる。
幽霊は怪異のクライマックスで登場。全貌は現さず、かがんだときに視界の端に白い足が見えるだけで、視線をあげると何もいない。この手法は『霊のうごめく家』(1991・鶴田法男監督)でも使われていた。

怪談新耳袋-開けちゃだめ編- [DVD]

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